近年は法改正が続いており、現在の法令では建築物の解体や改造・補修工事を行う時は、
元請業者又は自主施工者がアスベストの使用状況を調査すること(事前調査)が義務付けられています。
義務化により元請業者や解体工事業者の負担が増えますが、これを怠った場合には罰則の適用になりますので注意が必要です。
アスベスト(石綿)
とは?
天然に産する繊維状けい酸塩鉱物です。耐火性・断熱性・電気絶縁性が高い性質があるため、一時期は断熱材や保温材、防音材として建築物に多く使用されていました。しかし、アスベストを吸入することにより、肺線維症(石綿肺)や肺がん、悪性中皮種などの悪性疾患をはじめとした健康被害を引き起こすことがわかり、現在、日本では使用が制限されています。
石綿分析試料についてご注意いただきたいこと建材製品中のアスベス
ト分析のながれ
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01事前調査
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02試料採取
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03定性分析
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04-1含有なし
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04-2含有あり
定量分析
価格表
アスベストの種類
蛇紋石族と角閃石族に大別され、以下に示す6種類があります。
種類
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蛇紋岩系
クリソタイル(温石綿・白石綿)/ アモサイト(茶石綿)
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角閃石系
クロシドライト(青石綿)/ アンソフィライト(直閃石綿)/ トレモライト(透閃石綿)/
アクチノライト(陽起石綿)
空気中のアスベスト
アスベスト除去工事を行う際には、周辺にアスベストが飛散しないよう工事箇所を囲って作業を行う必要があります。「公共建築改修工事標準仕様書」では、①工事前の現況調査、②工事中の飛散状況調査、③工事後の確認調査の3段階でアスベスト粉じん濃度の測定を推奨しております。分析方法はポンプで空気を吸引し、フィルターに付着したアスベスト繊維の本数を顕微鏡を用いて計測します。空気中のアスベスト粉じん濃度の基準値は10(本/L)となっています。